TE.TO.TE
te.to.teはアイディアを共有するための画期的なiPadアプリ。 ノートのように絵をかいたり、文字を書いたり、画像を保存したりできます。 te.to.teは複数のユーザーがコラボレーションしながら使用されるよう設計されていますから、メモを書くと同時にそのメモを友人とシェアすることもできます。 かいたものはなんでも全てリアルタイムでノートを見ている全員と共有することができます。 使い方は色々です。 例えば、PDFデータを共有して、同僚とブレスト、アイディア出し。 あるいは、写真集を作って家族と共有することも可能です。
クレジット
生産: コクヨファニチャー株式会社 (Kouhei Nojima, Koji Aoki, Hisashi Kano, Wataru Sato, Nobuhiko Otsuki)
方向性: 株式会社 Qosmo (Alexander Reeder)
iOS プログラミング: 株式会社 Qosmo (Nao Tokui, Toru Urakawa, Alexander Reeder)
デザイン: webtron Inc. (Satoshi Omiya, Yuka Namba)
API プログラミング: スパーズ(株式会社ハドル) (Kaoru Yamazaki)
ビデオ: Vanilla, Inc. (Masayuki Iwamoto)
ビデオサウンド: 株式会社 Qosmo (Taeji Sawai)
概要
te.to.te(発音:tay-toe-tay。日本語で“手と手”の意味)はマサチューセッツ工科大学の石井裕教授が1990年頃開発されたチーム ワークステーションの新しい解釈です。 Google DocsやSkype用共有ホワイトボード、IDrooもリアルタイム コラボレーションの新しい形です。 では、すでに世に出ているこれらのものとte.to.teはどう違うのでしょうか?
まず、このアプリはiPad用であるという点です。 別の言い方をすれば、美しいスクリーン、絶妙な操作感、スピーディなCPU等に代表される iPadの持つ多くの利点をうまく利用しているアプリなのです。 iPad上で絵を描くのは、ウェブブラウザ上で描画するのとはまったく異なった感覚を与えます。(iPadの方が描きやすいと感じる方もいます。) iPadは持ち運びできますから、パソコン使用には不向きな場所に持ってこいですし、テクノロジーに詳しくないユーザーにとっても使い易いのです。
te.to.teはそもそも単なるチャット、メッセージング機能、描画機能ではありません。 誰かと何か新しいことを作り出す、“コラボレーション”するためのアプリなのです。 te.to.teは制作の初期段階からこの目的を主眼にデザインされました。 別のユーザーと一緒に絵を描いているときは、相手がスケッチしていく様子を自分のスクリーン上でリアルタイムに見ることができます。 描かれるラインは突然スクリーンに現れるのではなく、ユーザーのアイコンと一緒に流れるようなタッチで徐々に現れてくるのです。 これはte.to.teでしか得られない感覚です。
例えば、5人が同時に同じページで作業をしている場合も、誰がなにをしているのかがわかり易く、コラボレーション感を感じながら作業を行うことができます。
知っている人同士のコラボレーションを円滑にするだけでなく、te.to.teは知らない人とのコラボレーションにも利用できます。 ノートのページ数に限界はなく、どこまでもスクロールしていくことができます。 ノートを完成させることが目的ではありません。 ページを順々にめくっていくことで見えてくるゲシュタルト、つまり全体的概念の構築が重要なのです。
te.to.teはビジュアライジングそのものをクリエイティブ プロセスに昇華します。 ブレインストーミングをやらざるを得ない、そんな気持ちにしてくれます。 マンションのレノベーション、パーティの予定立て、こどもの成長の記録の共有。 多岐にわたるプロジェクトに利用することができます。
Hot NotesとCool Notesがユーザーに役立ちそうなノートを紹介します。 気になるノートや知っている人(あるいは直接知らないけれどコンタクトしたい人)を探すのも簡単です。 te.to.teのおもしろみのひとつは他の人がどんな楽しいことを始めようとしているのか、それを発見することができる点です。
最後にte.to.teは非常に有効なドローイング ツールでもある点も表記しておきます。
開発
te.to.teはもともとコクヨファニチャー株式会社社内から派生したアイディアです。 コクヨのブランドイメージを向上させたいという思いを持った5人の社員が部署を超えて集まり、革新的なプロジェクトを発動させたのが始まりでした。
iPad用のノートブック アプリの制作をプロジェクトのゴールとしましたが、この新しいアプリは二つの意味で非常に革新的でした。 第一に、複数のユーザー間ですべての行為がリアルタイムでシンクロする点です。 そして第二にinfinite scrollのように、ページ数が無限でアクセスしやすい点です。 このようなアプリ開発のために、コクヨファニチャー( 鹿野喜司 氏。ホテルカンラ京都の共同設計者)がte.to.teの開発のためにQosmoのアレキサンダー・リーダーの元を訪れました
デザインにはwebtron Inc.の大宮聡之氏が招集され、アレキサンダー・リーダーと共同でUIが開発されました。 即座にQosmoのiOS 部門の最強選手、徳井直が美しいコラボレーティブ描画アプリ制作というチャレンジへの参加を表明。 浦川とリーダーが開発の補佐にまわりました。 このプロジェクトのために徳井が編み出した革新的な手法のひとつは、バンド幅を低く保ちつつ、iPad同士のシンクロを簡便に行うためのストロークデータ タギングの巧みな設計でした。 もうひとつは、リアルタイムでのコラボレーション感をユーザーにしっかりと感じてもらうために生み出したすばらしいユーザーストローク表現です。 株式会社スパーズの山崎薫氏が(ウェブソケット)API実装を担当されました。
2011年9月より急ピッチでの開発がスタートし、アプリは2012年5月23日にリリースされました。
より良いツールがより良い仕事につながる、が我々の信念です。




